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日々、勉強

娘が塾の宿題を持ってきて「ぜんぜんわかんないから教えてー」と言う。

社会で、他国と文化交流するにあたって、自分ならどの国とどういうことをしたいかを記述式で答える問題。あら難しい。

娘といくつか質疑応答を重ね、結果的には「オランダとファッションについて交流したい」というテーマを導き出すまでには到達したのだけれど(ここまで引き出すのも大変だった。あまりにも他国に興味がなくて)。

……しかし、何故オランダ。何故ファッション。
その理由は、たまたま少し前に、オランダの民族衣装を見て「かわいい」と思ったからだそうだ。そんだけかい。

民族衣装というのはその地域に根差したひとつの文化ではあるのだから、別にそれはそれでいいのだけれど、「あ、カワイイ」から文化交流まで持って行くのは大変だぞ。

その問題。
あなたがそうしたいなら、民族衣装を中心に据えてみるのもよいでしょう、日本の民族衣装は着物ですよね、それでもって、着物というのは、300年前とほぼ同じスタイルであります。世界中見渡しても、300年前の衣装を現在においても日常で着る、という国はあまりない。特に先進国においては、よほど儀礼的な場でない限り、一般の人が300年前と同じ衣装をまとうということはありません。オランダは古くから日本と交流のあった国ですが、やはり今現在、伝統的な民族衣装は着ていません。

しかし、日本では、結婚式や成人式以外でも、たとえば茶道華道をたしなむ人なら、日常といって差し支えない程度に着こなす人だっています。浴衣レベルだったら若者もこどもも着ている。もっと言えばファッションリーダーのきゃりーぱみゅぱみゅのような芸能人も、着物をアレンジしたドレスなどを着て、それが若者に受け入れられてもいる。着物は、現代においてもそれだけ身近にあるものなんですね。
これは外国とは違う、日本のファッション文化の特徴的な部分と言えるわけです。そのあたりを視点に置きつつ、文化交流につなげていくのはどうでしょうね?


このような私の熱弁に、娘はフンフンとうなづきつつ、最後には「うんわかった、明日先生に何書けばいいのか聞いてみる」で終わらせやがった。
うんわかった、って、明らかにひとつもわかってねー。




翌日。
娘が塾の宿題を持ってきて「ぜんぜんわかんないから教えてー」と言う。デジャブ。

聞けばODAについていくつかの基礎事項をおさえたのちに、「戦争で右のグラフのような様々な問題を抱えているイラクに、日本は今後どのような援助をしたらよいか、あなたの考えを書きなさい」という問題。横にはイラクの抱える諸問題についてのグラフが6種類掲載されていて、それを根拠とせよ、という。難しい。

いくつかの質疑応答をすると、娘は「小さい子に食料をあげるー」と言う。

そうだな、うん。それはすごく大事だ。アンパンマンは大正義だ。子どもを飢えさせない世界を平和と言うのだ。
間違っていない、間違っていないけど、それだけではあまりに稚拙だ。

今あなたはイラクにいるとして、あなたの目の前には両親を戦争で亡くした4歳の女の子がいる。彼女は3日間ものを食べていない。あなたはその子に、手に持っているパンをあげることができる。でも、1時間後にはあなたは飛行機に乗って日本に帰らなくてはいけない。
あなたがパンをあげたことで、その子は今日一日、命をつなぎとめることができるだろう。でも明日のパンはない。そして、そこにはその子と同じような子が、あと100人いる。

あなたは日本に帰った後、その子たちにやってあげられることはないだろうか。


娘は「かわいそう」と言うが、しかし、「うーん、でも、何もできないと思う」と結論付けた。マジか。

だとしたら、「日本にできることは何もない」と書け、と言うと「いやいや、そんな答えはありえないから」と言う。オイふざけんな、と言いたいが本人別にふざけているつもりはないらしい。

「なんかあるでしょ!」と言うと、やっぱり「食べ物を送ってあげるー」と言う。
「じゃあ納豆100人分送るか?ああん?」と言うと、「いや、納豆はべとべとしちゃうし」。そこかよ。「もっと、果物とか、野菜とか送ってあげるー」だって。えええー。
「あのさぁ日本は食料自給率めっちゃ低いのに、なんでコストかけて果物だの野菜だの送るのさ。輸送費とか人件費とか、コスト考えろや!」と言うと「あそっかぁ、じゃあ、普通に、お金で送ってあげればよくない?」

そうだよ、それもひとつの方法でもあるよ、でもさ、じゃあさ、あなたね、ここにホームレスのおっちゃんがいますよ、おっちゃんかわいそうだから500円玉ひとつあげましょうよ、おっちゃんこれで牛丼でも食べて、って言ってあげるわな、でもそれって問題解決してるか?おっちゃん明日も明後日も、あんたから500円もらえるってんなら、ろくに仕事しないで、毎日お金ちょうだいって来るよ、それでいいか?って話だよ。

それ違うわな、おっちゃん大人だから、働かないといかん。自分ひとりがなんとか食べていけるぐらいには仕事しようよって。だから最初の日に500円渡すのはいい、でもそれでおわっちゃいけない、それで牛丼食べたら、顔洗ってハローワーク行って仕事探してきなさいよって言ってあげなきゃいかん。

明日のパンは自分で買えるように支えてあげるのが本当の援助ってもので、日本人が行って、立派な農業用の機械をあげても、日本人が帰国したら誰もそれを操作できないし故障しても直せる人がいない、それではだめで、やっぱりその国の人が、その国の中で食べていけるようにしなくちゃいけない、明日のこと、1週間後のこと、1年後のこと、10年後100年後のことを考えなくちゃいけない、もちろん自分の国、つまり日本のことも考えて、それから地球の環境のことや、他の国とのバランスってものも考えなきゃいけない。

でも今目の前で死にかけている人がいるなら、まずは医者や病院のことが優先かもしれない。

さぁ、そこでこのグラフですよ、何に一番被害があって、どの問題から手をつけるべきかを、グラフから読み取りましょうよってことですよ。


私のこの熱弁に対して、娘は「なーるほどー」と深くうなづき、「わかった、明日先生に聞いてみるよ!」。

……orz。
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会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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