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グレコとラファエロ

エル・グレコ展に行ってきた。ずっと行きたいと思いながらタイミングがなく。

スペインという風土が生むのか、スペインの画家というと、ピカソ、ゴヤ、グレコ。あ、ダリもそうか。濃い面々だ
。いかにも強い光と強い影の国という感じ。艶かしい質感を描ききる、精緻な技巧を持ちながら、不可視の世界と現実世界を等質に描く人たち。

エル・グレコは現在のギリシア領であるクレタ島出身、その後、イタリアを経てスペインに渡った人で、生粋のスペイン人ではないのだが、もっともグレコ的なトレド時代の絵を見ると、やっぱりスペイン的。

グレコの特徴は、ねじれて、少女マンガのように細長い等身。それから天を見上げる陶然とした目。教会の祭壇に掲げられた絵も多くあり、ということは当時かなり人気を博していた画家ということであり、そう思うと、逆にびっくりしてしまう。あまりにデフォルメされていて、「信仰深い、真面目な人々」に受け入れられる絵とは思えないから。ちなみに、似た理由でびっくりした画家はもう1人。快楽の園を描いたヒエロニムス・ボスだ。どう見ても本気の狂人の絵だと思ったので。ボスはオランダの画家だが、その手になる絵のうち、代表作と言われるものの多くがオランダではなくスペインにあるのは興味深い。(理由はスペインの王が収集したからなのだが、やっぱりそういう狂気の沙汰っぽい何かは、スペイン人の琴線にふれるんだろうかと思う)。

今日の東京都美術館はシルバーデーとやらで、65歳以上無料で混雑している…という張り紙がしてあったが、実際に入ってみたら、そうでもなかった。

無料と言えば、我が家は私1人で行くよりも夫を連れて行くほうが安上がり。夫の手帳で本人無料、ついでに私も無料。娘はもとから無料(中学生以下無料)というわけで、3人タダで行けるのだ。

宗教画の見方を子ども向けに説明してあるリーフレットなども用意され、あまり興味のなかった娘もまあまあそれなりに楽しんだようだ。

聖フランチェスコの絵もあったので、この間のコンクラーベの話などをしたり、キリストの磔刑というのは単に刺されて痛いという話ではなく、拷問の意味合いが強い処刑方法であることを教えたりなぞした。グロ好きの本領発揮!つーか、一般的には果てしなく不要な知識だ。

娘は先に漫画「聖☆おにいさん」でのキリスト像をイメージづけているため、なんというか、キリストとの距離感がおかしい。茨の冠を見て「あー、これ我慢すると血が出るやつ」みたいな。いやそうなんだけど。そうなんだけど、違うって。

国立西洋美術館のほうではラファエロ展をやっていて、ついでに見てきた。ついでと言ったら失礼か。規模としてはこちらがメインだと思うけど。実際、混雑ぶりもグレコ展よりずっとすごかったし。でも、私はラファエロはそれほど好きじゃないし、今回来日した絵は特に見たいというものもなく…。こっちも無料なので、申し訳ないけど気軽に寄った感じ。

ラファエロが37歳で亡くなっているとは知らなかった。37年であれだけのものを残せるものなんだなぁ。
そんなに好きじゃないけど、でもやっぱり聖母像は良かったです。感動的です。聖母像の半分以上はラファエロの聖母の印象で作られていると思う。他の人の聖母を見ると、「違う」と思うもの。

常設展も見て、モローやルオーの絵が見られたのも嬉しかった。私の中のベストオブキリスト像はルオー。今回見たルオーはキリスト像じゃないけど。ルオーのような太いタッチは、どちらかというと好きじゃない。でも、ルオーは別。荒々しく激しい筆致なのに、どうしてあんなに静かな絵なんだろう。本当に悲しいときには、大声も上げずに、静かに涙を流す。そんなことを思わせる絵。声を上げずに心をこめる。それを祈りと呼ぶのだ、きっと。

てなこと書きながら、上野公園でロング缶ビール立ち飲みしてきたよオレ。
ちょうど桜がいい具合でね。花見なら酒でしょうや。娘と夫には露天のような店で買ったフライドポテトやフランクフルトを食べさせて(ちゃんとテーブルと椅子のあるとこでね)、私はひとりロング缶立ち飲み。

そんな感じで、ゲージツ的な春分の日を過ごしました、とさ。
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久々にお邪魔しました。
いいなぁ~、美術館近くて・・・。
うちも、夫連れて行けば・・・は同じはずなんだけど、何しろ交通費がかかるんでね。1人に付き往復千円以上ですから、全然お得感ないんですよ~(涙)
例のA様のライブなんかあると、もっと遠くでもホイホイ出かけてしまう私ですが、美術館だとその交通費が惜しい・・・って感覚になるのが、自分でも悲しいです。
昨日も、銀座行ったので、帰りに日暮里駅には行ったのですが、上野の桜さえ見ることなく帰ってきてしまいました。トホホ・・・。
今日は、天気も今イチで、せっかく家にいるのに、出掛ける気力さえ沸きません。相変わらず、夫もおうち生活ですしね~。

>フランさん
23区住まいの良さはライブと美術展が身近にあること!だと思っております。
ファッションでも家電でも、「物」や「情報」は今やネットで手に入るから東京のアドバンテージはそれほどないと思います。グルメだってお金出せばおいしいものはあるけど、日常的に安くておいしいものを食べられるのは東京より地方都市かもしれない。家は狭いし、どこも混んでいるし、物価は高いし。

それでも「これだけはやっぱり東京でよかった!」と思うのが、ライブと美術展。世界最高峰の本物が間近で見られるのはありがたいことです。

今回の交通費は往復500円以下でした(娘はもちろん半額)。交通費で1,000円かかると尻ごみしますよね~。

今回はJRが便が圧倒的によかったのでJRにしたけれど、東京メトロだと都心部を通る定期があるので、更に安上がりになることが多いです。

ちなみに都営地下鉄・バスだと障害者割引で夫も小人料金です。JRと東京メトロは身体のほうの障害者じゃないと割引はないようですね。こういう情報も自分から調べないとわからないのが、いかにもお役所仕事!!って感じ…です。

A様を追っかけてお近くにいらっしゃる時には、是非お声がけください(笑)
Secre

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Author:Cakeと書いてけーくと読む
会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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