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スマイリーキクチ中傷被害事件

昨日(12/19)「ザ!世界仰天ニュース」でスマイリーキクチのことをやっていた。

「お笑いタレントのスマイリーキクチが、女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与した等とする、いわれなき誹謗中傷被害を長期間にわたって受けていた」という話。※「」内はwikipediaの記述より

私はリアルタイムにそういった(誹謗中傷、あるいは脅迫)書き込みを見ていたと思う。2chはもっぱらROMで書き込みは現在に至るまで一度もしたことはないが、たぶん、その手のサイトで見た記憶がある。
ある時期からは都市伝説のようになっていったと思う。信じるかどうかは、あなた次第。そこには「もしかしたら本当だよ」という意味がこめられている。




番組では「犯人の1人」という形で放送していたが、私が見たのは、主犯グループの1人としてではなく、100人前後もいたらしい、現場に出入りしていたうちの1人だ、といった書き込みだったと思う。主犯格の4人は既に本名も晒されていて("野獣に人権はない"だ)、キクチという少年がいなかったのは早い段階でわかっていることだったから、「100人のうちの1人」という噂のほうがずっと信憑性が高くなり、そして、それは「やっていないことの証明」が主犯扱いされた時よりずっと難しいことを意味する。

私自身が当時そういったネットの書き込みを信じていたかと言うと、正直、最初は半信半疑ではあった。が、あえて本当かどうかは考えないようにした。もし考えるとするなら「犯人ではないと信じる」側に立とうと思っていた。

そう思った理由のひとつには、サカキバラのことがあった。
スマイリーキクチへの中傷が始まったとされるのが1999年。それをさかのぼること2年、1997年に神戸連続児童殺傷事件があった。
その犯人が中学生の少年だったことは世間を震撼させた。

少年が逮捕されてしばらく経ってから、少年ゆえに報道されていなかった酒鬼薔薇聖斗の本名と顔写真とされるものがネットにでまわった。

私は当時、建設業企業から畑違いのIT企業に転職したばかり。エクセルのエの字も知らなかったのに、自分専用のPCを持たせてもらい、インターネットや電子メールなども使いたい放題で、少々はしゃいでいたと思う。今のようにインターネットに常時接続できる環境は限られており、気楽にアクセスできる人は今ほど多くはなかった。それができる自分が、あたかもある種の特権階級にいるような、選民意識を持っていたとも思う。

それで、「こんなの見つけちゃった!」とばかりに、上述の顔写真を面白半分にプリントアウトして、同僚に見せて回ってしまった。

その時、年はひとつ上だが、入社は私より何年も早く、若手しかいないその会社では既に中堅社員となっていた先輩が、言ったのだ。「そういうことをするもんじゃない」と。

その人は、愛想が悪く、挨拶しても返事もしやしない。そのくせ朝に弱くいつも午後出社、ただ技術力だけは一番あって何かと頼らざるを得ないので誰も何も言えずにいたという…要はちょっとイヤナヤツ。

その人の一言に、私は打ちのめされてしまった。
それが本当に犯人のものなのかわからないのに、見せて回ること。
仮に本当に犯人だとしても、少年法で守られていることの意味を考えずにやったこと。
複数の被害者が出ている凶悪事件なのに、その犯人をおもしろがる対象にすること。

どう考えても、私の行動は軽率すぎた。
人としてあまりにも浅はかで恥ずべき行為だった。

もう二度と、こういうことはすまい、と思った。(ついでに、「イヤナヤツ」と思っていた彼のことをたいそう見直し、その後は仲良くなりました)。

そして、その2年後、スマイリーキクチへの中傷が始まった。その最初の段階から見ていたのか、ある程度噂が浸透した頃に見たのか、もうそれは覚えていないが、一瞬そのことをおもしろがってしまいそうな自分をおしとどめ、真偽のわからないことを鵜呑みにするのはやめよう、ましてやそれを拡散するようなこともやめよう、とは思っていた。サカキバラのことがあったから。


番組は娘と一緒に見ていた。
娘には、
人の噂ってこんな風に無責任に傷つけるもの。だから軽い気持ちで人の悪口を言ったりしてはいけないの。そして、インターネットの場合は、この文字や写真が、いつまでも残ってしまうことも怖い。
あなたはこの先、彼氏ができたりして、チューしているプリクラをとって、それを自分のブログにアップしたりしたくなるかもしれない。でも、常に、それがいつどこで、どんな風に使われてしまうかわからないってことをよーく考えて行動しないといけないよ。
…ってな話をした。

スマイリーキクチがその後、この中傷事件の経緯を本にしてを出版したことは知っていたけれど、その本のことは最初の「噂」ほどには話題になっていなかったと思うし、「犯人なんだって~」という噂を知っている人と、「っていう噂があったけど、それって嘘なんだって」というところまで知っている人とでは、前者のほうが依然多い気がしていた。

しかし、昨日のテレビ放送で、彼の昨日・今日のブログ記事には現時点で4,000件以上の(おそらくは大半が激励の)コメントがついている。テレビ離れと言われて久しいが、やっぱりテレビの影響力はあなどれない。このような問題でネットに対抗するには、全国放送のテレビ番組じゃないと難しいだろう。放送してもらって良かったね、と思った。
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会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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