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中川李枝子さんの講演

図書館の公開講座で、中川李枝子さんの講演を聴きに行った。

「いやいやえん」「ぐりとぐら」の著者の方だ。

聴衆はほぼ定員の50名前後だろうか。もう少しいたかもしれない。若い女性もいたし、意外と言ったら失礼だが中年の男性もいた。

中川さんはとても若々しくてエネルギッシュで、おしゃべりがお好きなようで、定刻を過ぎてもお話しを続けておられ、進行役の方が戸惑う場面もあったりした。

創作をするようになる前の、ご自身の「本との出会い」が主体のお話で、特に戦時中、こどものための読み物など手に入るわけもなく、小学生だった中川さんが学友たちと手持ちの本を交換しあって回し読みをしていたエピソードには心を打たれた。中には「自分の本」を持っていない子もいて、そういう子は自分で物語を書いて、それをもって交換に参加しており、そしてそれを責める子も笑う子もいなかったとか。また、中川さんの友達に貸した本は「アンデルセン童話集」で、やがて外国人が書いた本ということで教師に没収され、二度と戻らなかったという。

中川さんは、お母様が本好きだったという。しかし、お母様は「賢くない女の子」が登場するお話を嫌悪し、いわゆる夢見る夢子ちゃん的なお姫様話や、お金持ちの意地悪な令嬢が悲運のヒロインをいじめるようなお話は読ませてもらえなかったそうだ。そんなお母さんが好んで与えてくれたのは「等身大の」「健康で賢い少年少女たちが活躍する」、当時創刊されたばかりの「岩波少年文庫」で、中川さんはケストナーの作品などを楽しんだ。

そういえば、私もこのお母様と同じく「王子様を夢見るだけのお姫様」が好きでなかった。シンデレラも白雪姫も嫌いだった。賢い少年がドラゴンなどを従えて魔物を退治する話も好きではなかった。何故ならその時の「姫」はやっぱり幽閉されており、ただ助けを待つばかりの無能な女だからだ。

そんな私が好きだったのは「ぐうたら王とちょこまか王女」というお話だ。なまけものの王様がぐうたらしすぎて病気になってしまうのだが、賢い王女が智恵を使ってそれを治す(つまり怠け者を働き者に変える)物語だ。

中川さんのお話を聞いた後、図書館の児童書コーナーに立ち寄った。「ぐうたら王とちょこまか王女」は、そこにあった。懐かしいなぁと思いながらページを繰った。
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会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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