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旅とあいつとお姫さま2012

2学期制の娘の学校では、秋休みとやらで、3連休にプラス1日、休みがあった。
私もそれに合わせて有休を取得したものの、元々は何も予定を立てていなかった。

先週だったか、ふと思いついて会社の保養所の空き状況をチェックしたら、8日・9日の1泊ならキャンセルが出ていて予約可能ということだったので、そのまま勢いで予約を入れた。
行き先は飽きもせず箱根。今年も既に1月に行ってきた。旅行記は次の記事にて。

さらに、その前に、7日の話。友人親子に便乗して観劇。
「旅とあいつとお姫さま」

舞台装置はシンプルながら、ライティングや印象的な「椅子」と「机」、間仕切りのすだれのようなカーテンで幻想的。

特にゆるく湾曲した床机のような長い机は、時に食卓であり、時に寝台であり、「姫の狂気によって攪乱されている王宮の最後の砦」だ。善良な老王が守ろうとしている「国」だ。それを魔物に魅入られた姫は蹴散らし、蹂躙する。

椅子は魔物の棲む世界。死の匂いが漂い、官能と退廃の支配する世界。間仕切りのすだれは、あの世とこの世の結界だ。魔物に同化しつつある姫はともかく、「あいつ」がその結界を好きに行き来できる理由は、「あいつ」の正体を知ることで納得が行く。

出てくる人々の衣装も不思議。老王は古代中国の王のようにも見えるし、トルコあたりのメウレウィー教団の出で立ちも髣髴とさせる。乳母も姫も若者も、みな中東の砂漠の民のような、あるいは東欧やロシアの民族衣装のような、どこともどの時代とも言えないが、「ああ、こういう感じの衣装は見たことがある」と思う。

全体的にどこともどこの時代とも言えない雰囲気。ランタン売りは宮沢賢治の世界のようだし、姫はサロメのようだし、ギリシャ神話と童話をミックスしたような。

大人が見ているとギョッとするような官能的なセリフ、ポーズがあるかと思えば、こどもが無邪気に受ける疾走感あふれる演出もある。

ワンシーンだけをとりあげたり写真で見たりすると難解そうだが、案外ストーリーそのものは単純明快で、回収されない伏線もなく、時々前衛的過ぎて「これが理解できないのは、芸術的センスがないってことなのかしら」と悩んでしまう作品もあるが、そういうものでは決してない。

大人もこどもも満足できる、美しくて、おもしろい舞台でした。
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会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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