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泣ける運動会

娘の運動会があった。

例年通り、リレー選手に選ばれるわけもなく、応援団になったり太鼓を叩いたり放送を担当したりなどの目立つ役回りは一切やらないので、特に「娘の見所」というのはない。5、6年生は設営や案内など、裏方作業もやるようになるのだけれど、裏方中の裏方「垂れ幕作り」の担当だったらしい。

でも、かけっこ(徒競走と言うより"かけっこ")では1位だった。他の組が4人で競うのに娘の組は3人だったけど。あれ、絶対いちばん鈍足の組なんだろうな。

表現演技では、5年生は伝統的に「よさこいソーラン」をやる。娘たちもやった。可もなく不可もなく。みなさん短期間の練習の割にお上手~って感じ。今年に限ったことではなく、そもそも私はこのよさこいソーランのヤンキー臭にどうしても慣れなくて、感動に至れない。

それよりも6年生の組体操でちょっと泣けた。

毎年、1年生のいじらしさと、6年生の成長振りには涙を誘われる。特に今年度は、6年生に1人、おそらく軽度の知的障害のある男の子「ユウちゃん(仮名)」がいて、いろいろと万感迫ってしまった。

ユウちゃんはみんなとテンポがずれるから意識せずともつい目に入ってしまう。その子が今年はほぼ補助の先生抜きでそれなりにやれていたのだ。娘が1年生、つまり彼が2年生の時から毎年見てきた上での、その成長振りが胸をつく。体操で整列することすらできなかった。ヨーイドンで逆走した。奇声を発し、急に立ち上がってしまうこともあった。その彼が、曲がりなりにも自分で音楽を聴いてタイミングを計り、同級生の位置を見てポジションを決め、みんなと同じポーズをとっている。

もちろん危険度の高い組体操なので、彼が土台の子たちに並んで同じ姿勢をとっても、実際は彼の上に乗っかることはないし、いてもいなくても全体の演技に支障が出ないようにされてはいる。でも、ビデオ越しに観ていて、何度か「あれ、ユウちゃんはどこ行った?」と意識して探さなければ所在がわからなくなることもあった。それほど違和感なく行動できていた。それは彼1人の努力だけではない。大きく移動するときには必ず同級生の誰かが手を取り、誘導していた。組体操以外の場面でも、みんなが神妙に先生の話を聞いている時にユウちゃんがキョロキョロすると、必ず背後や隣の子が彼の頭を前に向けさせ、注意を促す。それに、本当に危険な場面では、きちんと先生も出てきて、同級生に過分な責任を負わせることのないような配慮も見受けられた。同級生と、親と、教師と、みんなで苦労して工夫した結果なのだろうと思った。

組体操が終わると、6年生たちはお互いに全員とハイタッチをしながら退場していくのだが、その時に退場門近くに座っていた娘いわく、「ユウちゃんも全員とタッチしていたよ。すっごく嬉しそうだったよ」だそうだ。


もう1人、娘の白組の応援団長。「シュン(仮名)」は、1年生からも「シュン」と呼び捨てにされる校内の有名人だが、2年前までそれは「悪名」として有名だった。

何がきっかけかわからないが、5年になったある日から、悪童シュンは文武両道のシュンに大変化した。

シュンのお母さんは20歳でシュンを出産して、他のお母さん方よりずっと若く、派手ないでたちではなかったが(むしろ地味)、どうしても目立っていて、悪童シュンの時代は「やっぱり、親も親なら…」という目で見られている面はあった。シュンが優等生君になると反比例して、お母さんは派手になっていった(DQN方向ではないけれど、まぁちょっとロック系のファッションと言うか)。お母さんがはじけたことで、シュンも抑圧から解放されたのか、シュンが目覚めたことでお母さんがようやく自分を出せる心の余裕ができたのか。どちらが先かはわからないが、でもお互いの変化がお互いに好影響を与えたのは間違いないと思う。

シュンは応援団長を目指していて、4年生から毎年応援団をやり、でも5年生まで一度も自分の組が勝ったことがなく、待機中も「今年はぜってぇ勝ちてぇんだよ!」と言っていた、と娘いわく。

だから、最後の得点板でシュンや娘の白組が勝ったことがわかった瞬間、娘はとっさにシュンの姿を探したら、本当に大喜びしていて、自分の組が勝ったことはもちろん嬉しかったけど、それよりもシュンが勝てて良かったなぁ、と思ったのだそうだ。


娘が活躍する場面はあまりなかったけれど、結構いろんなドラマがあって、楽しめた運動会でした。
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会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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