10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

銀河鉄道の夜

「銀河鉄道の夜」を購入。言わずと知れた宮沢賢治だけど、ちゃんと読んだことがなく。近々この作品のお芝居を見に行くことになったので、娘を公文に送りがてら途中の書店でこの本を買い、カフェで娘待ちをしている間に読んでみた。

ええ話やなぁ。ちょっと泣きそうになった。

僕はもうあのさそりのように
ほんとうにみんなの幸(さいわい)のためならば
僕のからだなんか
百ぺん灼(や)いてもかまわない


作中の有名なこの一文。読んだことのない私もこの文は知っていた。全編通して読んで、改めて、宮澤賢治はこの言葉を書きたいためにこの作品を書いたんではないのかなぁと思う。

でも、やっぱり全編を通して読むと、この一文の重みが全然違う。「ああ、そういう、美しき自己犠牲の精神っていう、あれね」程度に思っていたものが、もっと深い、真摯なものに変わる。透き通ったガラスのビー玉をきれいねーと見ていたけど、それが本物の水晶玉に変わったような。

家に帰ってから、寝ころんだまま最初の章を音読したら(読み聞かせのつもりではなく、なんとなく音読したくなったから)、時間割を揃えていた娘がピタリと手を止めて、聞き入っていた。区切りのよいところまで読み終わると「それ何。ウチもそれ読む!!」と言い出した。さすがだなケンジパワー。

ちなみに物語の出だしは、答えがわかっているのに手を挙げることのできないジョバンニの描写から始まる。娘が惹かれたのはそんなところに自分を重ねたからかもしれない。
スポンサーサイト
Secre

プロフィール

Cakeと書いてけーくと読む

Author:Cakeと書いてけーくと読む
会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

リンク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。