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「ザ!世界仰天ニュース/高次脳機能障害」を観て

22日夜、「ザ!世界仰天ニュース」で高次脳機能障害の男性とその妻の話を放送していた。
詳細な内容はこちら↓
http://www.ntv.co.jp/gyoten/oa/110622/01.html

男性・柴本亨さんはクモ膜下出血で倒れ、一命は取り留めたものの「高次脳機能障害」を負うことになった。番組解説によると、高次脳機能障害とは「個人差はあるが、脳の損傷が原因で言語、思考、記憶、行為、学習、注意などに関し、様々な障がいが出る」というものだそうだ。



アクティブだった亨さんだったのに、退院後自宅に戻った時には、1日中横になったままなど、以前の夫からは考えられないような姿を見せるようになる。妻である礼さんは心配して専門書を読んだり、「高次脳機能障害」のリハビリを専門に行う病院ほ見つけて夫を週2日通わせたりして多少は回復するが、病院スタッフからは完全に治ることはないだろう…と言われる。
その他、近所で道に迷う、テレビと現実の区別がつかずにテレビの出演者に向かって暴言を吐く、金銭感覚がおかしくなる(亨さんは元銀行員で、のちには自分で起業するほどの専門家だったのに)、少し前のことを記憶できない等々、さまざまな形で現れる障碍。妻・礼さんは追い詰められ絶望し、死すら考える。

でも、ある日、一人娘が熱を出すと夫は「何か食べたいものはあるか」と聞き、娘が「栗ごはん」と答えるやいなや、家を飛び出し、栗を買いに走る…。ああそうだった。この人は優しい人だった。「自分は夫のこの一生懸命でまっすぐな優しさが好きだったのだと」思い出す-----------。

番組放送後、礼さんのブログ「日々コウジ中」も見つけた。礼さんは元々イラストレーターで、この体験をコミック化なさっている。今現在、亨さんは就職を果たし、メール便の仕分けなどの仕事をし、礼さんは高次脳機能障害についての講演会活動を行っているそうだ。かつて、父親の突然の変貌に傷ついていた一人娘さんも中学生になり、番組では「お父さんのこと好き」と言っていた。

亨さんの変調のいくつかは夫に当てはまり、改めて、夫はやはり「脳の障碍」を抱えているのだなと再認識した。病気・障碍の名前は違えど、思考力や記憶力、判断力の低下の様子は再現ドラマを見る限りでは、相当似ている。
それと、「メール便の仕分け(会社に届いた手紙類や社内便を仕分けし、各部署に配るオシゴト)」というのは、まさに今、夫が週3回働かせてもらっている職場のルーチンのひとつで、なんつーか、これって「障碍者枠の仕事」としてメジャーなんだな~などと余計なことも思った。


礼さんに対して、わかるわかる、おなじおなじーと身につまされる中、一方で、礼さんはイラストレーターという才覚があり、だからこそこの体験を世に出すこともでき、講演活動も行える。さきほどブログのプロフィールを見たら「慶応大学卒」とのこと。亨さんとは大学時代に知り合ったと番組で言っていたから、ご主人も慶応卒なのだろう。慶応卒業して、銀行員になって、40前に起業して、6人の社員を養える程度の会社を運営していた人。

「ツレがウツになりまして」の細川貂々さんにしてもそうだ。貂々さんもイラストレーターで、ご主人はフランス育ちのお坊ちゃまで、鬱で倒れるまではエリートサラリーマンだった。

言わずと知れた西原理恵子にしても。鴨ちゃんはエリートではないけれど、その分、サイバラは既に漫画家として成功していて、鴨ちゃんのダメ男ぶりを補えるネームバリューがあった。

いやもう、正直、羨ましいぜというだけの話だけど、要はハードとソフトに恵まれている夫婦じゃないですか。ねぇ?

もっと不幸なというか、DQNな感じのとーちゃんが倒れて、特に芸もないフツーの奥さん大奮闘!ってのが見たいわよ。「あそこんちよりはマシだな」という気分に浸りたい。うわぁ、私ったらやな感じ。

あーでもね、ひとつ。
やっぱりソコは大事なのだろうなと思うのは。

「自分は夫のこの一生懸命でまっすぐな優しさが好きだった」と思い出せること。

うちの夫が、今でも「夫」でいられるのは、ただひとつの理由。私と娘を意図的に傷つけようとしたことがないこと(結果として「傷ついたこと」は多数あるが)。私と娘に手を挙げたことがないし、「オレがこうなったのはおまえのせい」「娘さえいなければなんとかなるのに」といった言葉の暴力もない。夫はとても優しい人だった。今でも、まぁ、優しくはある。(優しいだけじゃ食っていけねえんだよ、という問題はその先にあるにせよ)。

西原さんちが離婚してしまったのは、鴨ちゃんの暴力がこどもたちに及んだことが最大の理由だと思う。だからアル中を克服した元・夫のことは迎え入れた。

誰だって、最初から誰かを嫌いになんかなりたくない。
ママ友づきあいでも、嫁姑関係でも、最初から敵認定したくなんかない。
できることなら、好きでいたい。好きになりたい。
誰かを嫌いになったり憎んだりするのは、疲れるし苦しいもんね。

亨さんは、脳のダメージのせいで、いろいろなことが変わってしまったけれど、人としての本質の部分は、きっと変わらずに済んだのだろう。この夫婦の最大の幸せは、亨さんの「優しさ」を司る部分が損なわれなかったこと、そのことに礼さんが気が付いたことだと思う。

だとしたら私たち夫婦の幸せも、同じことが言えるはず。


・・・・・・なんだけど、やっぱりそうもばかりは言ってられないやな。「優しいだけじゃ食っていけねえんだよ!」
美談でなんか終わらせないよ? それが私クオリティ。

フィリップ・マーロウも言っている。
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格がない」
かろうじて生きている資格はあるけど、そけだけじゃ生きていけないってんだよ、夫。
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No title

私もその番組、一部だけど、見ましたよ~。
あれっ?なんだか、うちの夫と似ている症状の人が出ているな~と思ってね。

そう、脳の障碍があるから、常識では考えられないような判断になったり、情けない思考回路を露呈したりするのですよね。

うちの夫は、病院へ行くようになる前、状態が最悪だった頃は、私にも娘達にも暴言吐きまくり、私のいない時、長女などは、ちょっとしたことで切れられて、長女いわく「半殺し」にされた・・・というような暴力もあったのです。それは後で知ったのですが、その時、もっと状況をしっかり知っていれば、夫と別れたかな・・・と。実際、その頃は、毎日のように、喧嘩を吹っかけてくる夫に、流石にもうダメだ・・・と思っていたし・・・。

あの時、夫が病院へ行く・・・と言い出さなかったら、確実に今一緒にいないでしょうね~。

基本的には、子煩悩で、優しい人なんですが、脳の障碍で、そういう凶暴になる事もあった・・・ということで。

なんと言うか、脳がやられると、元の人格とは別の人格になってしまう・・・ということを、じんわりと感じている日々です。

いや、優しさだけで結婚はしないですものね~、才能のない一般女性の場合。
私が思うに、Cakeさんは、充分自立している女性だから、今の夫さんと仲良くやっていけているのだと思いますよ。そもそも、正規職について、子どもを持っても勤続している女性って、そんなに数いないですもの。Cakeさんご自身も、充分「特別な人」なんじゃないかしら?

私も、自分のまわりに、自分よりかわいそう・・・と思われるような夫や子どもを抱えている人にリアルにはお目にかかったことないな~。
気分としては、まさに、「同情するなら金をくれ!同情するなら、生活の安定をくれ!」ってな所ですね~。

長々と失礼しました。

>フランさん

思うに、「以前はこんな人ではなかった、仕事も熱心で育児もよくしてくれて…」みたいな、アクティブだった人の場合、エネルギーをもともと持ってるんですよね。それが脳の障碍によって、誤った使われ方をしてしまう。暴力や暴言に走ってしまう人もいる。
夫の場合、ポテンシャルがもともとないんですよ。だから、自分の外に放射するだけのエネルギーもないんじゃないかなぁ。それがいいんだかわるいんだか、ですけどね(苦笑)

私が特別な人である自覚は全くないですよー。フランさんみたいな専門性もないし。今がトクベツなら、「普通の奥さん」になりたいですっ!!
予定では、娘の小学校入学まで住宅ローンを完済して、その後はフルタイム仕事はやめて、細々と数万円のおこづかいを稼ぐような「奥様」になるはずだったのですが。予定通りには行きませんねー

No title

たびたび失礼します。

うんとね~、潜在的に人間って、自分に必要な要素を選んでいるんじゃないかと思うんですよ。
だから、自分が、外に出て働いて生活費を稼ぐことに、元々自信のないタイプなら、きっと生活力のありそうな結婚相手を選ぶのではないかと・・・。

生活力のありそうな男性と結婚した女性は、「普通の奥さん」になり、亭主の安月給を嘆きながらも、何とかかんとか、それなりの平均的な家庭の主婦に納まるんでしょう。

ところが、それが逆のパターンになると、おそらくCakeさんの所や、うちの夫のような場合になるのではないかと。
あちらも、自分にそういう能力がない事を、潜在的に理解しているので、逞しそうな相手を無意識に選んでいるんじゃないかな~って最近思うんですよ。

・・・で、こちらも、元々、夫にえばられて、あごで使われるような生活は真っ平ごめん!っていう気の強いタイプゆえ、操縦可能そうな夫を、これまた無意識に選んでいるんでしょう。

それでも、発病という所までは行かず、そこそこ社会人としての生活を全うしている状態であれば、そもそも男性が勤続していれば、それなりの年収を保障してくれる国ですから、主婦はパート程度で生活できる環境になるけど、職業的人生をやめてしまうと、その後は普通の夫をお持ちの家庭とは、大差がつく仕組み・・・。

他所のお宅の平均年収なんてのを、雑誌で見ると、無言でページを閉じてしまうしかない私です・・・。見なかったことにしよう・・・ってね。

「普通の奥さん」への憧れ、私もすっごくあります。

かといって、特別!と周りが認めてくれるほどの仕事をしているわけでもない・・・ってのが、きっと悩みの根本なんだろうな~とも思うわけです。

住宅ローン、うちは、60歳過ぎまで、ありますよ・・・。(マンションは、35年ローンが組めるので。)ため息です・・・。あたし、何歳まで、今の仕事続けるんだろ?ってね・・・。

>フランさん

>夫にえばられて、あごで使われるような生活は真っ平ごめん!っていう気の強いタイプゆえ、
>操縦可能そうな夫を、これまた無意識に選んでいるんでしょう。

ああ、これはありますね。っていうか、意識的に選んでいたと思います。
結婚前、夫の実家に初めて行ったとき、両親も真面目でおとなしくて、そしてちょっと貧乏で、はっきり「この家なら勝てる! 嫁だからって見下げさせない!!」と思った記憶があります。(←結婚前から鬼嫁)

オレ様な体育会系の男性は1度も好きになったことがないしね(笑)
「この人は威張らないし、真面目だし、優しいし」で手を打った結果が現在。今でも威張らないし、真面目だし、優しいけど、ねぇ。大事なのはそこじゃないのよ~と20年前の私に教えてやりたい。

うちも戸建てだけど35年ローンだったと思います(住宅ローンがやたらと消費者有利になっていた頃なので今は違うかも)。
買ったのが20代だったし、まだ子なしで共稼ぎの頃に若干繰り上げ返済して、数年期間短縮したのです。それでもあと10年ぐらいは残っています。

妊娠を機にやめた会社は、その後間もなく解散したので産後に復帰する場所もなく、普通なら専業におさまるという道も大いにありえたのですが、私があまり育児というか家事が好きじゃないので(笑)、しばらく共稼ぎを続けて繰り上げ返済して、ローン完済してから考えよう…と思って入った会社が今の職場。
夫の発症のきっかけになった、「夫の会社の倒産」が私が入社して3ヵ月後ですからね。私のほうは「辞める」という選択肢がなくなり…まさかその後何年もそれが続くとは思っていなかったですよ~。しかもこれからも続くわけで…!!気が遠くなります。

この男、凶暴につき障害者認定された。

今回、ハローワーク職員の紹介で、障害者を多数雇用する企業の事や障害者年金と税制優遇制度の事を聞き、日本年金機構へ申請し、公的年金や失業手当を貰いに来る方々で混んでましたが、4ヶ月後に障害者たる高次脳機能障害者に認定されました事をおもしろい写真記事とイラスト記事にしてみました。
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Cakeと書いてけーくと読む

Author:Cakeと書いてけーくと読む
会社員。家族は夫(鬱回復期か微妙なメンヘラー)と娘(中学生になりました)。

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